先日慌てた様子でお店に電話がかかってきました。
電話に出ると、突然アイフォンが動かなくなったとのこと。
原因を探る為、最初に落とされたからなのか、使用期間はどれくらいかを聞きました。
なぜならば、落とした場合は画面の故障が考えられるからです。
答えはNoでした。軽く落としたことはあるそうですが、それもずいぶん前とのこと。
使用期間は1年ほどと仰っていました。お使いの機種はiPhoneSE第2世代。
電池の劣化も可能性としては0%ではありませんが、まだ情報が少ない・・・。
現時点では画面は真っ暗で電源がついているか分からない状態の様子。
昨夜、使えていたそうですが、翌朝には今の状態になっていたそうです。
落としてもおらず、電池の経年劣化の可能性も低いとすると、次に考えられるのは水濡れや水没による故障。
濡れた手で触っていないか、雨が降った日などにアイフォンが濡れたことはないかを聞いてみたところ
普段からお風呂で使ってる。という証言を得ました。
でも湯舟に落としたこともなく、シャワーの水が掛かったこともないそうで
防水機能があるのは知っているけど、念の為ジップロックで覆って使っていると教えて頂きました。
その話を聞いてピーン?ときました。
なぜならば、直接水に落とさなくても湿気によりアイフォンは壊れるからです。
ジップロックで覆っていることも影響したと思います。湿気の多い場所でさらに密封されていた為に
少しづつアイフォンも影響を受けてしまい、昨夜のタイミングで症状が出てしまったのでしょう。
しかし電話だけでは、分からない点もある為お店にお越しいただきました。
店頭で確認すると、予想通り水濡れの形跡がありました。
分解する前に判断する方法は主に二つあります。
一つは、SIMスロットをのぞくと見える液体侵入インジケータ(LCI)での確認方法。
もともと白色のシールが、ピンクや赤に染まっていたらそれは水没の証拠です。
もう一つは、割と知られていませんがバックカメラの確認です。
水没している場合は、カメラの内側に水滴がついていたりするので分かりやすいですが、
カメラの部分が大丈夫でも、部分的な水濡れもあるので要注意です。
今回はカメラの部分では判断できなかったので水没シールを確認。すると赤色に変化していました。
修理をするために画面を外して中を覗くと、水滴も付着していました。
水濡れの場合は、まず水分を除去する作業(クリーニング)から始めます。
しっかりと水分や不純物を除去し、しっかり乾燥させます。
クリーニングを行うだけで、正常な電気の流れに戻り電源がつくこともありますが
水濡れや水没の場合は、電池の交換も必要です。
なぜならば水分を含んだバッテリーは、正常な電流が流れずアイフォンに悪い影響を与えてしまうからです。
つまり、正常な量の電気が流れないと、アイフォンも正常に動かないということ。
クリーニングで正常に戻った部品に、濡れた電池をそのまま使ったら再び部品が壊れる危険がある為
そのリスクを避ける必要があります。あとは単純に膨張したり、最終的には火を噴きます・・・。
さて、お預かりしたiPhoneSE第2世代はというと、クリーニング、電池の交換を行い電源がつきました。
今回風呂場で壊れたアイフォンの修理にかかった費用は、クリーニングの5,980円と電池交換の5,990円。
合計で11,970円でした。iPhoneSE2を新しく買う場合は、アップルストアで約55,000円。
43,030円安く済み、なおかつデータが残っていることに喜んでいただけました。
防水機能のあるiPhone7以降の機種でも水濡れの危険はあります。
つまり、極力濡らさない、湿気の多い場所で使わないのが長ーく使うコツです。
電源がつかなくなった時に、もしもお風呂場で使っていることがあるなら
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